長友佑都 日本男児

明治大学からJリーグ特別強化指定選手、FC東京北京オリンピック代表、日本代表、そしてチェゼーナインテルとサッカー選手としてのキャリアを5年あまりの間に駆け上った長友選手の半生を綴った自伝。

”闇雲に努力するだけでは、成長できない。”

本書にあるこの言葉のように、自分に足りないものを冷静に分析し、理詰めで目標に到達する。長友選手の活躍の裏に潜む考え方は多くの人が共感する内容だと思う。満足してしまったら成長はとまってしまう、感謝の気持ちを忘れない等のことを守り大事にし続けている。彼にはもともと力があるから、それらの考え方を信じ続けてこれたのか。それとも信じ続けてきたからこその今があるのか。

いずれにしても自分の力の不足を認めず、考え方の方を否定していたのは自分の甘えなのかもしれない。